
メタバース・web3
メタバースのプラットフォーム(海外版)1/2
2022年06月27日
この記事では海外のメタバースプラットフォームをご紹介します。
メタバースプラットフォームとは何か?
メタバースプラットフォームとは、アバターによってゲームや買い物、日常生活、投資などを行うことのできる仮想空間のことです。
メタバース上で使用できる土地やアイテムは、NFT(非代替性トークン)として取引することができます。
メタバースは、5G等の技術の発達・普及を後押しに、今後の成長が見込まれています。
例えば「Decentraland」では仮想空間の不動産やNFTの売買などができます。
ユーザーはDecentraland内に新たに創設された施設などの利用者として楽しむことができ、仮想空間内で展開されるゲームなどのプレイも可能です。
さらに、Decentralandメタバース上の土地であるLANDを購入でき、そのLAND上に自分のオリジナルな施設や建物などを作ることができます。
Decentralandは、分散的な世界であり、メタバース内におけるユーザーの設計自由度はかなり高く、多くの開拓余地が残されています。

メタバースとワールドの違い
メタバースと混同されがちな単語に「ワールド」というものもあります。
ワールドはメタバースの中にある一つ一つの仮想空間のことを指します。
例えば、クラスター(メタバース)内には、多くの古民家カフェ(ワールド)があり、ユーザーは自由にワールドを行き来できます。
メタバース内での組織:DAO(分散型自立組織)
DAO(Decentralized Autonomous Organization)は、ブロックチェーン上で世界中のユーザーが協力して管理・運営される分散型の組織体系のことを指します。
DAOの分散性
DAOは、中央政府や銀行のような特定の管理機関がありません。
DAOに参加するには、その組織のトークン(暗号資産)を購入するか、すでに参加しているメンバーから受け取ります。トークンにはDAOのメンバーであることの証明と、DAO内での投票権(ガバナンストークン)が付与されています。
そのため、DAOには、参加者全員が平等であり、中央集権的な権限を持ったリーダーや、株式会社のような「株式」が存在しません。
DAOの自律性
そのガバナンストークンによって、組織の運営方針がメンバー間の投票が行われ、賛成が過半数を超えるとスマートコントラクト(ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組み)により実行されます。
DAO内では、ブロックチェーン上のプログラムおよびスマートコントラクトにより、自律的に組織が運用されていき、DAO内での決定はブロックチェーン内の「トランザクション(取引データ履歴)」に書き込まれます。

メタバースでの主な活動
メタバース内では、どのようなことができるのでしょうか?
以下のようなことができます。
・バーチャル空間を探索する
・チャットでユーザーとコミュニケーションを取る
・音楽などのイベントを主催したり、参加したりする
・アート作品を鑑賞する
・メタバース内の土地やアイテムを売買する
・ゲームやカジノなどをプレイする
・自分の土地にショップを開く
・自分でゲームを作る
・アバターを使って会議をする
このように、5G通信、ブロックチェーン技術、ガバナンストークン、NFT、VRデバイスなどの技術的進歩により、仮想現実世界の中で、リアルな生活を営める環境が整ってきています。
次のページでは、具体的なプラットフォームを4つご紹介します。